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紙の入国カードに代わり、2025年5月1日から必須となった「Thailand Digital Arrival Card(TDAC)」。出発前にスマホから5分で完結、入国審査でQRコードを見せるだけの便利な新制度です。
本記事では、ビザ免除~DTVビザまで全外国人旅行者が対象のTDACを徹底解説。「何を用意する?」「入力は英語?」「子供はどうする?」などの疑問に、2025年5月8日にスワンナプーム国際空港から入国した実体験を交えてスッキリ回答します。準備から申請、よくある質問、空港提示まで ── これ一本で全て完結します。
TDACとは?背景と要点まとめ
TDAC(Thailand Digital Arrival Card)は、従来の紙の入国カード(TM6)のオンライン版です。2025年5月1日以降、タイ入国管理法に基づき全ての外国人旅行者に対して、空路・陸路・海路を問わずTDAC登録・提出が義務化されました。
その目的は、入国手続きを円滑化してペーパーレス化を進めることにあります。導入により、紙のカード記入が不要になり、事前登録した情報をQRコードで提示するだけで入国できるため、審査がより簡便になります。
↓↓↓TDAC要点を30秒まとめ↓↓↓
- 申請期間:3日前(到着日含む)〜当日
- 用意する書類:パスポート / 往復航空券 / ホテル予約確認書
- 入力する項目 ・個人:氏名・生年月日・旅券番号・国籍・住所 ・渡航:到着日・出発国・目的・交通手段と便名・帰国便日 ・滞在:宿泊施設名・住所 ・健康:過去14日間の滞在国
- 入力言語:フォーム切替は日本語可、記入は英字必須
- 提出手順:公式サイト →「Arrival Card」→ フォーム入力 → 規約同意 → 送信
- 承認後:QRコード付きバウチャーがメールで届く → スマホor印刷で入国審査時に提示
TDACが必要な人 or 不要な人
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必要な人 ── 2025年5月1日以降にタイへ入国するすべての外国人旅行者はTDAC登録が必須です。ビザ免除(短期滞在)・観光ビザ・到着時ビザ(VOA)・長期滞在ビザ(リタイアメント、教育、DTVなど)を問わず、全ての入国者に適用されます。
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不要な人 ── タイ国籍者およびタイパスポート保有者はTDAC不要です。それ以外の人はビザ免除・DTVなどで入国予定でも、必ず登録してください。なお、日本国籍者は現在90日(延長含めて)の無査証渡航が可能ですが、入国にビザは不要でもTDAC登録義務は免除されません。
申請前に準備すべき書類
申請に先立ち、以下の書類・情報を手元にそろえておきましょう。
- パスポート:有効期限内。ページ番号・旅券番号・発行国コード(3桁)を控える。
- 航空券(Eチケット):予約番号・便名・出発日を確認。無査証/VOAは往復または次目的地行き券が必須。
- 宿泊予約確認書:タイ滞在中のホテル/Airbnbなどの予約証明。
- 個人情報メモ:氏名(ローマ字)・生年月日・電話/メールを事前に確認。
以上の資料を準備しておけば、申請フォームの入力は5~10分程度で完了します。
TDAC申請手順(公式サイト/アプリ)
現時点(2025年5月)では、公式サイトからの登録が必須です。将来的には公式モバイルアプリも提供予定のようですが、義務化当初はウェブサイト経由で申請します。以下に公式サイトでの主な手順を示します。
1. 公式サイトにアクセス
ブラウザで TDAC公式サイト を開きます。画面右上で「English」を「日本語」に切り替えられますが、入力は英字で行います。

2. 「入国記録/Arrival Card」を選択
新規登録の場合は、左側の「入国記録/Arrival Card」ボタンをクリックします。
画面には「TDACについての注意事項」が表示されています。すべての渡航者が記入義務があることや、長期滞在者の90日報告義務などが書かれています。

3. 個人情報の入力
氏名(パスポート表記の姓名)・パスポート番号・国籍・生年月日・職業・性別・居住国・居住都市・電話番号等を英字で入力します。ビザ番号は保有者のみ入力します。

4. 観光情報の入力
到着日、搭乗した国、渡航目的(例:HOLIDAY)、移動手段(例:AIR)、交通手段(例:COMMERCIAL FLIGHT)、便名等を入力します。出国便が決まっている場合は、出発情報も同様に入力します。

5. 宿泊情報の入力
タイでの宿泊先の宿泊タイプ(例:HOTEL等)と住所を英字で入力します。宿泊先が複数の場合は、最初の宿泊先や主な滞在先を入力します。Google Mapや予約サイトから住所をコピーするのが便利です。

6. 健康診断書の入力
「渡航前14日以内に滞在した国名」を入力します。複数国の場合は続けて入力し、当てはまる全ての国名を列挙します。

7. 入力内容の確認・送信
全ての欄を入力したら「プレビュー」ボタンを押し、内容を確認します。ページ最下部でメールアドレスを入力し、利用規約にチェックを入れて「送信」します。
※個人情報(氏名・パスポート番号等)以外は、後からTOPページの「入国記録カードの更新/Update Arrival Card」ボタンより修正可能です。ただし、個人情報の修正が必要な場合は再登録が必要になります。

8. 承認メールの受信
TDAC申請が承認されると「登録完了画面」が表示され、入力したメールアドレス宛にQRコード付きの登録確認書が届きます。このQRコードは入国審査時に提示が必要なので、メールは削除せず大切に保管してください。
筆者は2025年5月7日にオンライン申請を行い、翌8日、スワンナプーム空港の入国審査でスマホ画面に表示したQRコードを提示することでスムーズに通過できました。紙の出入国カードは配布されていないため、TDACの事前登録が必須です。
なお、このQRコードは入国後も出国時まで有効です。
※現地到着後に空港などでスマホや設置タブレットから申請することも可能なようですが、スムーズな入国のためには渡航前の事前申請がおすすめです。
FAQ(よくある質問)
Q1:深夜便で到着するけど、いつの到着日を入力すればいい?
出発が4月30日でも、タイ到着予定日が2025年5月1日以降になるならTDAC登録が必要です。到着予定日は「5月1日」として申請してください。
Q2:子どもと一緒に申請できる?
一つのアカウントで家族まとめて申請はできません。子どもが未就学児でも外国籍なら個別にTDAC登録が必要です。保護者の申請フォームに子どもの情報を入力しましょう。なお、家族にタイ国籍者がいても、自分が外国籍なら必ず登録が必要です。
Q3:申請後にパスポートを更新したら?
新しいパスポート情報でもう一度TDACを申請してください。ビザや再入国許可が古いパスポートにある場合は、入国時にその旧パスポートも一緒に持参しておくと安心です。
Q4:再入国する場合もまた登録が必要?
はい。タイに一度出国して戻る場合(たとえば短期旅行後の再入国)も、その都度TDACの再申請が必要です。再入国する便の情報で登録してください。
Q5:DTVなどのビザを持っている場合は?
ビザの種類に関係なく、外国籍の人は全員TDAC登録が必要です。デジタルノマドビザ(DTV)を持っている人も例外ではありません。
まとめ & チェックリスト
TDAC登録を忘れると入国できません。2025年5月以降にタイ滞在を予定しているなら、出発前にTDAC申請を必ず済ませましょう。以下のチェックリストを活用し、安心安全な渡航準備を整えてください。
- 旅行日を決める:タイ現地時間での到着予定日を確定。
- 書類を準備:パスポート、航空券(Eチケット)、宿泊予約確認書を用意。
- TDACを申請:到着3日前から公式サイトで英語入力にて登録。
- 承認メールを保存:QRコード付きメールをスクショまたは印刷。
- 空港で提示:入国審査でQRコードをスマホや紙で提示。
以上が2025年版TDAC申請ガイドです。最新の公式情報と筆者の実体験をもとに作成しました。公式情報をしっかり確認し、事前準備を忘れずに行えば、入国手続きはスムーズになります。チェックリストを活用して安心・快適なタイ旅行をお楽しみください!
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みっちー
Nomadguide 運営者
東南アジア各国を旅しながら生活する海外ノマド。新卒でフリーランスとして独立し、Webメディアの運営やWebアプリケーションの開発に携わっています。現地での実体験を基に、海外生活に役立つ実践的な情報をわかりやすく発信します。
