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ノマド向けクレジットカードおすすめ5選|最初の1枚と2枚持ちの選び方

みっちー2025.04.162026.04.11

目次

海外生活に合うクレジットカードを考えるとき、まず悩みやすいのは最初の1枚を何にするかです。ただ、実際には保険を確保するための1枚日常の支払いに使う1枚を分けたほうが失敗しにくいです。年会費や還元率だけで決めると、海外旅行保険の条件、Visa / Mastercard / JCB の使い分け、海外事務手数料の差で後から困ることがあります。

結論から言うと、最初の1枚は保険を軸に選び、2枚目で還元や海外利用コストを補う方が無理なく組みやすいです。特に2025年以降は海外事務手数料の改定が相次いでいるため、古い比較記事の数字をそのまま信じるのは危険です。申し込み前には、必ず各社の最新案内を確認してください。

この記事では、ノマド向けクレジットカードのおすすめ5枚を、どんな役割で持つと使いやすいかという視点で整理します。年会費、保険、海外利用コスト、ブランドの強さを比べながら、1枚持ちと2枚持ちの考え方までまとめます。

先に結論|ノマド向けクレジットカードは「保険1枚 + 決済1枚」

決済端末にクレジットカードを差し込む手元

時間がない人向けに、先に答えだけまとめると次の通りです。

迷い方まず持つ1枚2枚目候補理由
保険を先に固めたいエポスカード楽天カード / 三井住友カード(NL)無料帯で保険を確保しやすく、2枚目で還元やブランドを補いやすい
日常決済の還元を優先したい楽天カードエポスカード普段の支払いを楽天に寄せつつ、保険の弱さをエポスで補いやすい
Visa / Mastercard を素直に1枚持ちたい三井住友カード(NL)エポスカード汎用性が高く、必要なら保険役を追加しやすい
39歳以下で海外利用コストも見たいJCBカード WVisa / Mastercard の予備カードJCB側のコストは見やすいが、加盟店カバーを別ブランドで補いたい
国内用の無料サブカードもほしいメインは別で確保イオンカード(WAON一体型)海外主力ではなく、日本側のサブ用途として持ちやすい

要するに、保険用の1枚決済用の1枚に役割を分けて考えると、ノマド用クレジットカードを選ぶ際に最適な組み合わせに近づきます。以下の表だけでも、最初の方向性は決めやすくなるはずです。

カードこんな人向け年会費海外利用コストの見方保険の見方
エポスカード保険をまず確保したい無料2025年7月以降の外貨ショッピング事務手数料は 3.85%利用付帯だが無料帯ではかなり強い
三井住友カード(NL)Visa / Mastercard を1枚持ちたい無料海外事務処理手数料は 3.63%選べる無料保険 の設定確認が必要
楽天カード還元率を優先したい無料海外事務手数料は 3.63%利用付帯で条件がやや限定的
JCBカード W39歳以下で海外利用コストも気にしたい無料JCB案内では基準レートに 1.6% を加算利用付帯だが周辺補償も比較的厚い
イオンカード(WAON一体型)国内特典も使う無料サブカードがほしい無料一般カードは最新規約で確認したい一般カードは海外旅行保険なし

保険条件を詳しく見たい人は、クレジットカード付帯保険の比較記事もあわせて見ておくと判断しやすいです。

ノマド向けクレジットカードを選ぶ基準

年会費

まず見るべきなのは年会費です。渡航頻度がそこまで高くないなら、年会費無料のカードを軸に組むだけでも十分です。有料カードはラウンジや優待が魅力ですが、特典を使い切れないとコスト負けしやすくなります。

ポイント還元制度(マイル/キャッシュバック)

ポイント還元は、率だけでなく使いやすさまで見ておくと判断しやすいです。マイルに回したいのか、日常の支払いを軽くしたいのかで、向くカードは変わります。

付帯する海外旅行保険

海外医療費は高額になりやすいので、保険の補償額と適用条件は必ず確認したいところです。無料カードは利用付帯が多く、カードごとに条件差も大きいため、保険目当てなら率より先にここを見た方が安全です。詳しく見比べたい場合は、クレジットカード付帯保険の比較記事も役立ちます。

海外利用時の手数料(為替手数料)

海外利用時は、為替レートに海外事務手数料が上乗せされます。最近は改定が多く、カードによって差も大きいため、古い比較記事より最新の案内日付を優先して確認するのが大事です。ATMキャッシングを使うなら、別途ATM手数料や利息も見ておきましょう。

その他の付帯サービスや特典

最後に、国際ブランドの組み合わせも重要です。Visa / Mastercard は汎用性が高く、JCB はアジア圏で使いやすい場面があります。1枚に全部を求めるより、ブランドや役割を分けて持つ方が実用的です。

ノマド向けクレジットカードおすすめ5選

クレジットカードでタッチ決済する様子

以上の基準を踏まえ、海外ノマドに特におすすめできるクレジットカード5枚を厳選しました。それぞれ国際ブランド、年会費、ポイント還元、海外旅行保険、海外利用手数料といった項目ごとに特徴を解説し、メリット・デメリットや向いている利用者像を紹介します。気になったカードがあれば、申し込み前に公式サイトで最新条件を確認してみてください。

1. エポスカード

項目要点
国際ブランドVisa
年会費永年無料
ポイント還元0.5%が基本。支払い充当やJAL / ANAマイル交換がしやすい
保険利用付帯。無料カードの中ではかなり手厚い
海外利用手数料外貨ショッピング事務手数料は 2025年7月以降 3.85%
向いている人まず保険を確保したい人

メリット

大きなメリットは充実した海外旅行保険年会費無料を両立していることです。クレカ付帯保険を重視してカードを選びたい人にとって、まず見ておきたい1枚です。

即日発行に対応しているため、出発前に急いで用意したい場面でも使いやすいです。海外ATMを使う予定があるなら、エポスカード海外キャッシングの繰り上げ返済ガイドもあわせて読んでおくと流れがつかみやすくなります。

デメリット

海外事務手数料は現在の基準では低くありません。ポイント還元率も0.5%と標準的で、「ポイントをしっかり貯めたい」という人には物足りないかもしれません(※エポスゴールドに昇格すれば条件次第で1.5%還元も可能)。

また、国際ブランドがVisaのみなので、MastercardやJCBを別で持ちたい人は追加の1枚が必要です。保険も利用付帯なので、渡航前の決済を忘れないようにしたいところです。

どんな人・ケースに向いているか

海外旅行保険を重視する人に向いています。メインは還元率重視、保険はエポスで確保、という使い分けがしやすいカードです。

2. 三井住友カード(NL)

項目要点
国際ブランドVisa / Mastercard
年会費永年無料
ポイント還元0.5%が基本。国内の特定加盟店で上乗せされやすい
保険利用付帯。選べる無料保険 の設定確認が必要
海外利用手数料海外事務処理手数料は 3.63%
向いている人使いやすいVisa / Mastercardを1枚持ちたい人

メリット

年会費無料で維持しやすく、Visa / Mastercard を素直に使える汎用性が大きな強みです。即時発行や選べる無料保険など、使い勝手の良さもあります。

デメリット

海外旅行保険は利用付帯のため、旅行代金をカード払いしないと適用されない点に注意が必要です。また補償額も一般的な無料カード水準(傷害死亡・後遺障害2,000万円など)であり、手厚さを求める人には物足りない可能性があります。

ポイント還元率も通常利用では0.5%と平均的で、特定店のボーナス還元を除けば「高還元カード」とは言えません。しかしその分ポイントアップ条件を満たせば大きく還元率を伸ばせる仕組みです。Visaタッチ決済の高還元も、日本国内のコンビニ等が中心で海外では恩恵が少ない点は留意しましょう。

どんな人・ケースに向いているか

初めてクレジットカードを持つ海外ノマドとにかく使い勝手の良い1枚が欲しい人に向いています。VisaかMasterを1枚持っておけば世界中ほぼどこでも決済に困らないため、メインカードとして万能に使えます。ヨーロッパなどJCBやAmexが使えない地域に行く人にも、Visa/Masterの三井住友カード(NL)なら安心です。

発行スピードが速いので「渡航直前ですぐカードが必要」という場合にも向いています。また、普段は旅行しない期間が長いけれど必要な時だけ旅行保険を持ちたいというフリーランスにも、保険切替サービスは使いやすいでしょう。

3. 楽天カード

項目要点
国際ブランドVisa / Mastercard / JCB / American Express
年会費永年無料
ポイント還元1.0%が基本。楽天サービスをよく使う人には使いやすい
保険利用付帯。パッケージツアー代金支払いが条件でやや限定的
海外利用手数料2025年3月以降 3.63%
向いている人ポイントを重視したい人

メリット

強みは、ポイントの貯めやすさです。国際ブランドの選択肢も多く、生活費の決済をまとめたい人に向いています。

デメリット

海外旅行保険の適用条件が限定的なのが気になる点です。個人手配中心の海外ノマドにとっては実質「保険なし」と同義になりかねず、別途他カードや保険サービスでカバーする必要があります。

また、楽天カードは還元重視の決済カードとしては使いやすい一方で、保険や旅行特典まで1枚で完結させるタイプではありません。海外事務手数料も 3.63% なので、「海外コスト最優先」で選ぶ1枚としては決め手に欠けます。長期海外滞在では、本人確認や再発行の遅れに備えてバックアップのカードを持っておいた方が安心です。

それから、年会費無料カードゆえに旅行保険以外の付帯サービス(ラウンジや優待)は最低限で、付帯特典をメインで考えている人には物足りないかもしれません。旅行特典が欲しい場合は年会費有料カードも含めて比較したほうが良いです。

どんな人・ケースに向いているか

ポイントで生活コストを抑えたい人に向いています。保険は別カードで補いつつ、日常決済は楽天カードに集める、という使い分けがしやすいです。

4. JCBカード W

項目要点
国際ブランドJCB
年会費永年無料(39歳以下で入会)
ポイント還元1.0%
保険利用付帯。周辺補償も比較的しっかりしている
海外利用手数料基準レートに 1.6% 加算
向いている人39歳以下でJCBの低めな海外コストを活かしたい人

メリット

年会費無料で還元率が高く、海外利用コストも比較的低めです。JCBプラザなど、日本語サポートが使える点も心強いところです。

デメリット

最大の注意点は入会対象年齢が18歳〜39歳まで(学生可)という制限です。40歳以上から新規には申し込めないため、該当しない方は別のJCBカードや他ブランドを検討する必要があります。

また、JCBブランドのため、渡航先によってはメインカードにしづらいケースがあります。欧州や南米などJCB加盟店が少ない地域では、Visa/Masterの予備がないと不便を感じるかもしれません。そのためJCBカード Wはあくまで「高還元&手厚い保険を持つサブカード」的な位置づけで、もう一枚国際汎用性の高いカードを持つ組み合わせが理想です。

なお、ポイントをマイルに移行する際、移行レートは1ポイント→3マイルとやや控えめ(還元率0.3%相当)なので、純粋にマイルを貯める目的なら航空系カードの方が効率的な場合もあります。それでも年会費無料でここまで機能が揃っている点は評価できます。

どんな人・ケースに向いているか

39歳以下で、コストを抑えつつ還元率と補償のバランスも取りたい人に向いています。特に海外出張や旅行がある程度ある人にとっては、JCBカード Wの補償や遅延まわりの手厚さが安心につながります。

また、ポイントを貯めつつ日本語サポートも確保したい人にも向いています。ハワイやアジア圏のようにJCBが比較的使いやすい地域へ行くことが多いなら、検討しやすい1枚です。

5. イオンカード(WAON一体型)

項目要点
国際ブランドVisa / Mastercard / JCB
年会費永年無料
ポイント還元WAON POINT 0.5%が基本
保険一般カードは海外旅行保険なし
海外利用手数料固定率が見えにくいため最新規約の確認が必要
向いている人国内利用のサブカードがほしい人

メリット

年会費無料で持ちやすく、国内特典も多いのがメリットです。毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」5%オフやイオングループ優待は、一時帰国時や日本での生活コストを抑えるのに役立ちます。

さらに、無料のサブカードとして持ちやすい点も利点です。メインカードが他にあっても、国内利用用のサブカードとして置いておきやすい1枚です。

デメリット

海外旅行保険が付かないため、単体で完結するカードではありません。あくまで他カードを補う役割になる点は押さえておきたいところです。そのため「この1枚で海外ノマド生活の全てをまかないたい」という用途には向きません。

また、ポイント還元も0.5%と控えめで、海外利用では還元目的で選ぶカードではありません。加えて、一般カードの公開情報だけでは海外取引関係処理経費を比較しづらく、海外メインカードとしては選びづらいのも難点です。

どんな人・ケースに向いているか

他のカードで海外旅行保険をカバーできており、日本での生活費も整えておきたい人に向いています。例えばエポスカードや楽天カードをメインにしつつ、国内利用のサブカードとしてイオンカードを持つ形です。

また、すでにメインカードがあり、無料の予備を追加したい人にも向いています。保険は別のカードや保険会社でカバーできるなら、海外の主力ではなくサブカードとして見ておくのが自然です。

クレジットカード利用時の豆知識

クレジットカードでスマホ決済する様子

海外ノマド生活を送る上で、クレジットカードの賢い使い方や注意点も押さえておきましょう。支払日管理ATM利用時のポイントブランドの使い分けなど、知っておくと役立つ豆知識を紹介します。

支払日管理

日本発行カードは円建てで引き落とされるため、海外からでも口座管理しやすい状態にしておくと安心です。

海外ATMとDCCの注意点

海外ATMのキャッシングは便利ですが、利息やATM手数料がかかります。決済時に「日本円払いか現地通貨払いか」を聞かれたら、基本は現地通貨建てを選ぶ方が無難です。エポスカードで現地通貨を引き出す場合、エポスカード海外キャッシングの繰り上げ返済ガイドのように、利用反映後すぐ返済する流れまで把握しておくと総コストを安く抑えられます。

ブランドを分けて持つ

Visa / Mastercard と JCB など、2枚以上で役割を分けて持つと、使えない場面やトラブルに備えやすくなります。

自分の渡航スタイル・収入形態に合ったカードを選ぼう

決済用のスマートフォン画面を提示する手元

海外ノマドにとって、自分に合うクレジットカードを選ぶことは、旅と生活の安定につながります。頻繁に海外を移動するのか長期で一国に滞在するのか航空機移動が多いか現地決済が中心か出張経費精算があるか節約を優先したいかによって、向くカードは変わります。

例えば、保険重視ならエポスカード、還元重視なら楽天カード、使いやすさ重視なら三井住友カード(NL)、海外利用コストを意識するならJCBカード W、国内の補助用ならイオンカード、といった形で役割が分かれます。1枚ですべてを満たそうとするより、2枚で弱点を補う方が実用的です。

最後に大切なのは、クレジットカードを増やすこと自体ではなく、自分の使い方に合う組み合わせにすることです。支払日や限度額を管理しながら、生活を支える道具として無理なく使っていきましょう。なお、90日を超える長期滞在や医療費の高い地域では、クレカ付帯保険だけで完結させず別保険も含めて考える方が安全です。

気になるカードがあれば、申し込み前に必ず公式サイトで最新条件を確認しておくと安心です。

みっちー

みっちー

Nomadguide 運営者

東南アジア各国を旅しながら生活する海外ノマド。新卒でフリーランスとして独立し、Webメディアの運営やWebアプリケーションの開発に携わっています。現地での実体験を基に、海外生活に役立つ実践的な情報をわかりやすく発信します。